私が先生と初めて会ったのは幼稚園年中のころでした。そのころは先生と私と友達だけでレッスンをしていました。
何もわからなかった私に優しくダンスを教えてくれました。
初めての発表会では舞台の前で先生がニコニコしながら見てくれていたのを今でも覚えています。

幼稚園年長になるころ先生は私をセンターにしてくれました。あの時の嬉しさは忘れられません。
センターでおどった発表会。私はとてもきん張していて、舞台に立つのがとても怖かったです。
でもそんな時、先生はそっとそばによりそって「〇〇ちゃんならきっと大丈夫。」そんな言葉をかけてくれました。
先生の言葉のおかげで、笑顔でおどれました。

私が小学四年生の時、私の妹もダンスを始めて、妹にとって初めての発表会。妹は私の時と同じようにきん張していました。それも人前に出るのが怖くて、おびえていました。その時に先生は妹に優しく言葉をかけていました。
ついに妹がおどる番。楽屋のモニターで私はそわそわしながら見ていました。
曲がなり始め、子供たちがでてきます。けれど私の妹はでてきません。でるのが怖くて舞台の横で見ていた様です。

それから一年後、発表会が行われました。私はとても怖かったです。また同じように妹がでてこないんじゃないか。そう思って怖かったです。
とうとう妹の番。妹は表情がかたかったけれど、いっぱい体を動かして、楽しそうでした。こんな風に妹が元気になったのは、先生のおかげです。本当にありがとうございました。

今私は小学六年生で、受験をしようと思っています。受験をする人は多くの人が習い事をやめるのですが、私はダンスを続けたいと思っていました。勉強と習い事の両立に悩む中、先生はこんな言葉をかけてくれました。
「〇〇ちゃんはもし四角形があるとすれば、その四角形をピッタリにしようと思ってしまうの。でもね、四角形じゃなくても丸を描いてもいい時はあるんだよ。しっかりやろうという気持ちは大切だけど、時には完璧じゃなくてもいいんだよ。」

その言葉に勇気をもらって今も頑張っています。私はこれから悩む事があったらこの言葉を思い出して頑張りたいです。